風来坊

音楽関連


■ YAMAHA RH-5Ma




YAMAHAのRH-5Maというヘッドフォンを使っている。実売価格4000円ほどで
それほど高価ではないが、いい音で満足している。

それまでは1500円ほどの安物使っていたのだが、驚くほど音が違う。
例えば、シンセのピアノ音を聴き比べてみると、1500円の方は「ピアノのような音」がする感じだが、このRH-5Maは「ピアノらしい音」がするといったような違いがある。

ある程度いい音を楽しむには、最低このレベルのヘッドフォンを使った方がいい。逆に言えば、趣味でDTMをする程度ならば、このレベルで十分であろう。
こうしたオーディオ機器に関しては上を見ればキリがなく、何万もするヘッドフォンもあるしそうしたものは音もいいのだろうが、値段ほどの差はないように思う。
ある程度いい音で音楽を楽しみたいが、それほどお金を掛けられない人にとっては、よい選択肢の一つと言えると思う。




■ Singer Song Writer Lite 4.0




古いシーケンサーだが、軽くて安定しており、MIDIの打ち込みに関しては、このシーケンサーが一番使いやすい。


譜面入力しかなく、オーディオデータは扱えないが、その分安定している。オーディオデータを扱いたいときは


SMFにして別のDAWで読み込んで使っている。DAWの中には譜面入力できるものもあるが、全トラックを表示できるものは


ないようである。その点このSSWは全トラックを表示できるので、全体を俯瞰出来るのがいい。


VSTに対応してないため外部プラグインシンセ等を使えないとか、ピアノロール入力が出来ないといった不便さはあるが


それでもこの軽さと安定性、扱いやすさには代え難いものがある。







■ DIATONE DS-77 HR




オーディオリスニング用に使用している、3wayブックシェルフ型スピーカー。ウーファーが30cmほどあり、音の分離もよく古いスピーカーだが


綺麗で繊細な音を聞かせてくれる。昔はこうしたタイプばかりだったが、最近はほとんど見られない。みんなが一斉に同じ方向を向いてしまうのは


日本人の特性だが、一社くらいこうしたスピーカーを作り続けてもいいような気はする。







■ Roland JV-1080




外部音源として使っている。1994年発売、同時発音数64,インサートエフェクト一系統とスペック的には少々見劣りするが、


個人で趣味でDTMやるには十分である。私はこれにSession, Vintage Synth, Keyboard of 60s & 70s, Orchestralの4枚の


エクスパンションボードを挿して使っている。パッチ数は約1500ほどで、まあこれで大体事足りている。







■ Pioneer A-10




パイオニア製のプリメインアンプ、3〜4年前に2万ほどで購入。パイオニア製のプリメインアンプの中では、一番安かった。


変な味付けのされていない、原音に忠実な素直な音で気に入っている。基本、家電を買う際には、必要な機能の備わった


一番安いものを買うようにしている。無駄に多機能だと故障しやすくなるだろうと思うからである。


フォノイコライザーが付いているので、アナログレコードも再生できるし、プリメインアンプとしては必要十分である。







■ PreSonus Eris 3.5





DTM用にPreSonusのEris E3.5を購入してみた。コンパクトで、音もよく、価格も手ごろなので、趣味でDTMをやるにはいいスピーカーなのではないだろうか。
このようなオーディオ機器は上を見ればきりがないし、プロでもなければ、それほどお金をかけることもできないだろう。
このEris E3.5の良いところは、まずコンパクトであるというところだ。普通のスチール机に液晶ディスプレイを置いて、両脇にこのスピーカーを並べて


余裕がある程である。また小さい割には低音もよく出ており、音の解像度もよい。入力が3系統あるのも、うれしいところ。


また、前面に、電源スイッチ、ボリューム、Phone端子、AUX端子があるのも、便利である。これらはプロには必要ないかもしれないが、アマチュアが


趣味でやる上では、欠かせないものだと思う。まあ少なくとも、私にとっては。実際、これらがないため、YAMAHAは、初めから候補からははずしたくらいである。




一つ気になる点は、ツイーターはカバーがついているのだが、ウーハーはカバーがなく、むき出しなので、何かの拍子に物が倒れたりして


ウーハーが破損しないか心配で、Amazonで何かいいカバーはないかと探したら、ちょうどいいのが見つかった。(これ


大きさはちょうどいいのだが、このカバーは四隅をネジで固定するようになっているのだが、Eris E3.5の方には、ネジ穴などはなく、表面もかなり硬質の


樹脂製のようで、おいそれと穴などは開かない感じである。また買ったばかりのスピーカーに傷をつけたくなかったので、黒のビニールテープで


固定してある。またつけてみて分かったのだが、この保護カバーの裏面はフラットなのだが、Eris E3.5の表面は緩くカーブしているため、


きっちりとははまらない。まあでも、スピーカー保護という役割は十分果たしているので、これで一安心ではある。









■ YAMAHA QY100




これは一言で言うと、ポータブル音源内蔵シーケンサーである。簡単言えば、シンセから鍵盤を取っ払ったものである。


最大の特徴は、オートアカンパニメント機能であろう。これは打ち込んだコード進行に従ってバッキングトラックを生成してくれるというもの。


その素となるパターンはプリセットが128スタイル(スタイルというのはまあ、ロックやポップといった音楽スタイル)、各スタイルに6セクション


(セクションとはイントロ、メイン、フィルインなど)ある。ユーザーパターンも64セクション×6セクションあり、これらを使ってバッキングトラックを


簡単に作ることができる。ユーザーパターンも一つのコード(CM7)について作ればよく、あとはQY100がコード進行に合わせて自動で変換してくれる。


このオートアカンパニメント機能を使えば、コードとパターンを打ち込むだけで、簡単にバッキングトラックを作ることが出来、素早く曲を作ることが出来る。


一つの曲の中では、バッキングは、同じパターンの繰り返しが多いとはいえ、もっと複雑なことがしたいとなった場合、パターン数にも限りがあるが、このQY100には


本格的16トラックシーケンサーも装備されているので、それを使って複雑な展開の曲も作ることが出来る。また、このパターントラックと16トラックシーケンサーは


独立しているので、一部をパターントラックで演奏させ、残りを16トラックシーケンサーで演奏させるといったことも可能である。




少々古い機材なので、最大同時発音数32音と最近のシンセに比べれば見劣りするが、工夫次第ではまだまだ色々使える。


録音方法は基本的に二通りで、ステップレコーディングとリアルタイムレコーディングである。


レコーディングは本体にある鍵盤状に配置されたボタンで行うのだが、ステップレコーディングはまあいいとして、リアルタイムレコーディングをこのボタンで行うのは


非常に困難というか、ほとんど職人芸の領域である。リアルタイムレコーディングは外部からMIDIキーボード等を繋いで行うのが現実的である。




またこのQY100マイクやギターを繋いでエフェクトをかけて、演奏できるのだが、このエフェクターが結構使える。


ギター用には18種類しかなく、エフェクターの種類や接続順は変更できないが各パラメータは変更できる。


専用のエフェクターに比べれば見劣りするが、練習用には十分使える。チューナーが無いのがちょっと残念である。




もう製造、販売はしていないが、コンパクトで可搬性に優れ、場所を選ばず、どこでも音楽制作が出来るデバイス、又は手軽にバッキングトラックを作れる


ギター練習用デバイスとしては、まだまだ使える。